助成実績
青少年健全教育関係 市民活動支援
2006年度市民活動支援【詳細】
活動名 | 団体名 | 呉市・広フットサル協会 |
来日外国人及び青少年健全育成にむけた呉市・広フットサル協会 | 地域 | 広島県呉市 |
代表者 | 事務局総括 宮首 光治 | |
支援金額 | 15万円 | |
活動概要 | ||
1.ボール一つを蹴り合う単純さ、サッカーほど広くなく、人数も要らず誰にでも出来るフットサル(リーグ)を、来日外国人および青少年の育成の場とスポーツの振興を兼ねて、提供する。 2.リーグ戦・カップ戦のマッチングに加え、24時間(実際には27時間)フットサルを行い、集い場として機能し、市内周辺のフットサルの普及と技術の向上に寄与する。 3.3年目のシーズンに向けて、準備中。 |
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実施時期: 2006年4月23日〜2007年3月4日(リーグ戦全日程) 2006年8月26・27日(24時間フットサル) 2006年10月15日(カップ戦=広カップ) 呉大学体育館・広島国際大学グランド・呉工業高等専門学校グランド ほか |
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参加人員: 事務局:4名 リーグ戦: 3ディビジョン 45チーム 27時間フットサル: 30チームほか飛び入り多数 カップ戦: 4ディビジョン 51チーム (観客・ボランティア含む) 参加総人員 9000名以上 |
《開会式宣誓》 | 《24時間フットサル 大会準備》 |
《試合光景》 |
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 |
広島県内各地域で同様のフットサルリーグが立ち上がっている。 ※ 街中で外国人の集団に出会ったら、異様な雰囲気を感じ、避けて通りたくなるかもしれない。 しかし、フットサルを通じて知り合えて、逆に声を掛けられるようになった。 「今日は、家族でお買い物?」 |
苦労した点 |
別に、特記するほどの苦労は感じていない。予算は会場の無償提供と、後援団体からの支援により、不足はなく、スポーツの普及や来日外国人子女に対する対応を焦点に、新聞・雑誌等にも掲載され、地域の認知度も高いように思われる。 敢えて苦労といえば、5・6チームブラジル人だけのチームがあるが、彼らは一旦ボールを前にすると、狩人と化し、勝敗へのこだわりは勿論、禁止されているスライディングタックルもすれすれまでやって来る。足技はもとよりあるので、常に上位を占めているが、ブラジル人チーム同士の戦いとなると、更に上位を争って、熾烈になる。いつしか罵声も飛び交って騒然となるが、これに一番困っているのが審判。ポルトガル語同士でやりあうと取り付く島もない。闘争心と技は他のチームも見習って欲しいが、ヒートアップは程ほどにして欲しい。タイムアップのホイッスルと同時に笑顔で握手してくる、切り替えの早さにも驚いたり、感心するやら。 |
今後の課題・発展の方向性 |
各ディビジョン・チームの目標の確認と設定 【1】トップリーグの呉サッカー協会(正規リーグの設立=未開設)との係わり合い ・各チームのスキルアップ及びグレードアップを目指すとすれば、呉サッカー協会への正式加入が必要になる。(公式戦への参加資格取得) ・呉サッカー協会のフットサルリーグ構想に参加の方向で検討中。 ・各チームの一層の組織化と参加費用等の経費アップの課題がある。 【2】コミュニティリーグ参加チームの、意識の相違による、ドタキャン問題 ・もっと、気楽にやりたいが、思ったほど人が集まらない。 ・1回(1日)の試合時間(=競技参加時間=30分)に比して、段取り時間(会場への移動時間も含め)が長く、概ね休日半日拘束されても1試合では満足できないし、更に試合に出られないと面白くないため、参集が悪くなる。 ・同日複数試合の検討。 ・会場確保および運用サイドの負担の増加が課題。 【3】交流リーグのスキルのばらつきと安全管理・楽しく出来るリーグだが、参加選手の階層が広く(老若男女)、サッカー経験者から初心者まで混在し、チーム間のスキルのばらつきが大きい。点差が大きく開く。 ・上記理由により、体格・体力面の固体(団体)差も混在し、安全面での不安がある。 ・スパイクの禁止、男女混合制、点数アドバンテージ(女性の得点は2倍)等のローカルルールの見なおしで、安全管理・公平さの充実を図る。 |
活動を終えての感想・意見等 |
・マツダ財団様はじめ呉市その他からの資金提供を頂き、多数の備品をそろえることが出来ました。また、呉大学・広島国際大学および呉高専ほか校庭・体育館等を無償提供いただいて、無事1年のリーグを終えられたことに、感謝しています。これで終わりではなく、5月から新年度のリーグ戦を開始すべく準備に入り、今年度の反省・課題解決と、組織の継続を考えています。 ・やりたい人が集まって始めたサークルではなく、集いの場をフットサルで行ったところが普通とは逆で、そのため、場所取りや運用資金ではあまり苦労がない分、本当に楽しくないと集まりが悪くなるという不安があります。ただしフットサルそのものは魅力的なスポーツです。 ・ハードが良くても、ソフトが良くないと売れないゲーム機のように、場所だけの提供では、継続して人は集まりません。広島市・東広島市からも毎回駆けつけてくれるチームがありますが、今後それらにも応えられるような、質の充実を図り、地域との融和にも配慮しつつ、異なった3つのディビジョンが連係して、それぞれの特色も生かして行きたいと思います。 |