助成実績
青少年健全教育関係 市民活動支援
2006年度市民活動支援【詳細】
活動名 | 団体名 | 広島県青少年育成アドバイザー協議会 |
くれアドベンチャースクール | 地域 | 広島県呉市 |
代表者 | 会長 山元 利成 | |
支援金額 | 40万円 | |
活動概要 | ||
自然のなかで、自然なものを使って、ものづくり・自然の観察・調査・遊びなどをとおして、子どもの健全育成を図ります。 | ||
実施時期: 平成18年4月から平成19年3月までの1年間 呉市グリーンヒル郷原・呉市内・野呂山 |
||
参加人員: 小学生44名(呉市内12校)・指導者16名 1年生2名・2年生4名・3年生3名・4年生18名 5年生10名・6年生7名(男21名・女23名) 延べ人員820人+指導者182人=1,002人 参加総人員 1,002名 |
《里山探検》 | 《竹細工づくり》 |
《今昔あそび》 | 《手づくりいかだで川くだり》 |
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 |
1 子どもたちは自然のなかで、のびのびと取り組み、自然の材料を使っての体験は、子どもの創造性を育み、成長に役立っている。 2 道具を使った「ものづくり」は、怪我に対する自己防衛や命の大切さを学んでいる。 3 年長者が下級生の面倒をみるようになってきた。 4 道具類は、各班で識別をして管理させている。整理せいとんに心がけるようになった。 5 環境(エコ)に取り組んでいるので、指導や情報を「呉市環境市民会議」から得ており。直接指導をいただいている。 6 呉市環境市民会議が「くれアドベンチャースクール」の活動をとおして、実績を積むことができ、環境会議の活動の刺激となっている。 7 温暖化防止への家庭の取り組みなどアドベンチャースクールは任意で関心をもち、夏休み中に活動に取り組み、メンバーが最高賞を受賞し、子どもの温暖化に対する認識を深めることができた。 8 エコは学校単位で取り組みをしているが、任意団体が取り組むことで幅広い市民活動が期待でき、環境活動が今後活性化することが期待できる。 |
苦労した点 |
1 指導者(講師)の確保 【1】5年目を迎えたので、指導項目にマンネリがでないよう、プログラムに工夫をしなければならないので、指導者(講師)の確保に苦心している。 【2】あわせて、工作の指導者(講師)は、児童に対する指導配慮が不足し、児童が途中で無関心になり、外へ出たがったり、頭痛や腹痛を訴えるものがでてきた。 【3】指導者(講師)を迎えると講師謝礼が不足するので、指導者が直接指導することになり、準備や材料の確保など事前準備に多くの時間を必要とし、他の活動に支障をきたしている。 2 外部への広報 【1】今年初めて、エコフェスティバルに展示コーナーを本格的に設置して、拡大した写真で広報した。 【2】指導者が「呉市グリーンヒル郷原フロアー」に活動の写真を編集して、毎回展示することにした。 【3】呉市の「ボランティア情報誌」に定期的に行事の掲載を依頼することを計画した。 【4】「各年度の募集」はすべて「ボランティア情報誌」に掲載して対応した。さらに保護者を介して紹介で応募者を募っている。 3 参加者への工夫 【1】保護者との共同参加を募り、「もちつき大会」・「キャンプの食事づくり」・「キャンプファイヤー」・「芋焼き」などを楽しんでもらっている。 【2】一般市民には開放していない。「ゼッケン」で区別して、「くれアドベンチャースクール」の児童を意識させている。 4 地域の理解 【1】イベントに参加している。 【2】「野呂山山開き」に参加して、コーナーを設けて、のぼりや横断幕で広報している。 【3】野菜を植えたりしているので、来園者に配布を計画している。 【4】黒瀬川の水質検査をして公表し、新聞社の取材も受けて、市民に理解を深めて行きたい。 |
今後の課題・発展の方向性 |
1 ものづくりや自然のなかでの遊びをとおして、子どもたちは確実に年齢にあった成長をしていく姿を1年一緒に行動していると気づいている。 2 競争社会から開放された子どもたちにとっては、くれアドベンチャースクールは、人間作りに大切な一時だと感じている。 3 参加者負担で開設しているくれアドベンチャースクールではあるが、マツダ財団の今回の支援は非常に有意義であった。 4 マツダ財団で購入した資材を活用しながら、環境や子どもたちの活動を積極的に広報し、子どもの成長に日本の季節や自然を満喫させることの大切さを訴えていく。 5 マツダ財団で購入した資材は、関係団体で使用依頼があれば貸し出しを図っていく。 6 指導者を確保しながら、若い青少年にバトンタッチしていく方策を推進して、継続を図る。 |
活動を終えての感想・意見等 |
このたびの支援は、市民や施設関係者に理解を深める機会をいただいたと思う。 幸いにして、指導者の中にプロジェクター等の操作に興味と関心のあるものがおり、編集や操作を依頼し、着実に活用を図るようにしている。 早速、1年間写真を撮ったものを編集して、修講式に見せることができ、更に新年度入講者や保護者に見せることができ、子どもたちに思い出と活動の理解を深めることができた。 さらに、指導者にとっては、反省と今後の活動の参考になり、貴重な資料をいただいたと喜んでいる。 今後は、積極的にくれアドベンチャースクールの活動を部外等で発表を行い、有効な活用をしていきたいと考えている。 本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。 |