助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2005年度市民活動支援【詳細】

活動名 団体名 特定非営利活動法人
日本サイエンスサービス
科学自由研究コンサルタント 地域 広島県広島市
代表者 理事 西本 昌司
支援金額 35万円
活動概要
青少年の科学自由研究への関心を高めるため、国際学生科学フェア(ISEF)に日本代表として参加した経験のある者が、自分たちの経験をもとに、小中高生の科学自由研究の相談に乗るとともに、過去の科学コンテスト受賞作品の展示と顕微鏡観察指導を行った。
実施時期:2005年7月23日、24日  広島市こども文化科学館
参加人員:56名
会場風景 顕微鏡コーナー
《会場風景》 《顕微鏡コーナー》
相談風景 受賞作品展示
《相談風景》 《受賞作品展示》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・多くの子どもたちに、科学自由研究の意欲を高めることができたように思う。
・2回目の実施ということもあり、開催すること自体の試行錯誤が少なくなり、科学自由研究のコンサルティング手法を確立していくための事前協議などに注力できた。
・文部科学省の理科大好きモデル地域事業に指定されている江田島市立大古小学校及び福山市立加茂小学校より招待を受け、生徒対象の講演会と科学自由研究相談会を行なった。また、江田島市立大古小学校では職員研修会で観察から科学研究に導く方法論の理解を深めた。
苦労した点
・事前広報に苦労した。幸い、他社からの協賛を受けられたので、チラシを作成することができたが、協賛の決定が開催1ヶ月前とぎりぎりとなったため、早い時期に配布ができなかった。
・今回は、日本学生科学賞を受賞した大門高等学校の生徒が協力してくれた。しかし、事前の打ち合わせが不十分で、連携がうまくとれなかった。
・運営自体は、広島市こども文化科学館担当者が協力的であり、全体としてスムーズに運営できた。
今後の課題・発展の方向性
・臨床心理学のカウンセリングを取り入れたNSS独自の科学自由研究コンサルティングの手法がうまく機能しているように感じる。今後は、その効果をデータに基づき検証したい。また、スタッフの研修と経験を積ませることにより、科学自由研究相談員を増やしていきたい。
・高校生からの相談が全くなかったことも残念であった。やはり、科学研究の醍醐味がわかってくるのは高校生くらいからであり、関係団体と連携しながら、さらなる科学自由研究の振興に努めたい。
活動を終えての感想・意見等
貴重な経験を積ませていただき感謝しております。継続して同じ会場で実施できたことで、運営に関しては余裕が持て、手法開発と検証のためのデータ収集といった内容充実の方に注力できように感じます。10月27日文部科学省主催の「教育・青少年育成分野で活動するNPO法人関係者等との懇談会」でも成果の一部を報告させていただきました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2005年度市民活動支援一覧へもどる