助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2005年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 田んぼの学校おごおり
“生き生き伸び伸び田んぼの学校 おごおり” 地域 山口県吉敷郡小郡町
代表者 校長 原田 雅登
支援金額 35万円
活動概要
(1)農業体験活動・・田植え、草取り、稲刈り、梨の袋掛け作業など
(2)食育活動・・山菜料理づくり、季節の材料を生かした料理づくりなど
(3)自然、ふるさとに親しむ活動・・メダカとり、キャンプ活動、宿題をやっつける会など
(4)多くの人々との交流活動・・すべての活動が小学生、両親、大学生、地元の人との交流
これらの諸活動を通して「地域づくり(ふるさとづくり)」の一助とする。
実施時期:2005年4月〜2006年3月
小郡(田んぼ、公民館など諸施設)、阿知須(グランジヤ山根さん)、佐山(メダカとりの小川)
参加人員:
小学生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40名
保護者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80名
山口大学メダカの学校学生・・・・30名
地元の人々・・・・・・・・・・・・・・・・10名
計60名
年間すべての参加総人員 950名
田植え 山菜料理づくり
《田植え》 《山菜料理づくり》
草取り・タニシの卵とり 稲刈り
《草取り・タニシの卵とり》 《稲刈り》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・親子の人間関係の親密さ、多くの方々との交流による人間関係づくり(コミュニケーションづくり)の大切さなどが全員相互に理解され、深まっていった。
・家庭菜園づくりなど、家庭における”ものづくり”もずいぶん広がっていった。
・地域の方々の自由参加などもあり”田んぼの学校おごおり”が目指している活動についての市民の理解度も深まっていった。
苦労した点
・子どもたちについていえば高学年(5.6年生)がスポ−ツ少年団の活動、塾通いなどで激減し、どうしても3〜4年生以下の児童が多く、”子どもたち自身による活動の企画・運営”が年々難しくなっていくのが現状
・会員の中で保護者(とくに母親)で土曜日に何らかの形で仕事(パートがおも)に就かれており、活動日がどうしても日曜日中心になる(子どもの負担軽減を考えれば、土曜に活動、日曜は休養としたいのだが、、、)
・学校の先生方にもすべての活動に参加を呼びかけているのだが、参加は年間を通してゼロというのが現状(このような活動への認識の低さなのか、自分のことに多忙すぎるのか、このことは深刻な問題と思う)
今後の課題・発展の方向性
・田んぼの学校おごおりは、小郡町および周辺の山口市の小学生を中心に活動をしているが、平成17年10月1日合併による新山口市誕生でずいぶん広域化してきた。少なくとも、小郡を中心とする旧吉敷郡(阿知須町、秋穂町)の各小学校に参加を呼びかけ”会員の広域化募集”にふみきりたい。
・活動内容の広がり、重要性は全国田んぼの学校本部でも認められ、平成14年につづき、平成17年に二度目の「企画賞」受賞となった。スタッフの充実を目指し”遊び型活動”でなく”学び型活動”は田んぼの学校おごおりの伝統として堅持していきたい。
活動を終えての感想・意見等
「初心忘るべからず」--年々新しい会員、幼くなっていく会員を対象にすると”活動のマンネリ化”は許されない。
毎年閉校式のあと反省会で役員の中から”今年は○○の活動が良かった。昨年以上の充実感があった”などの声がでる。
役員が意欲をもって活動することこそが、”田んぼの学校おごおりの財産”この気持ちで今後とも頑張りたい。

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