助成実績
青少年健全教育関係 市民活動支援
2005年度市民活動支援【詳細】
活動名 | 団体名 | NPO法人 エルマーの会 |
’05エルマーの会(発達障害児・者) | 地域 | 山口県岩国市 |
代表者 | 理事長 佐原 いづみ | |
支援金額 | 35万円 | |
活動概要 | ||
◇ 単独事業 ・ 勉強会(4/25、6/21、9/15、2/19) ・ 就業体験(5/5)・ 調理体験(7/3) ・ SST(5/29、7/17、11/13、1/29) ・ 施設見学(10/13) ◇ 後援を伴う事業 ・ 共に生きる福祉社会の明日 3回シリーズ講演会(10/15、11/19、12/3) |
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実施時期: 勉強会 4月/子ども館 6月/東供用会館 9月/福祉会館 2月/当会事務所 ・就業体験・・中津町、 ・調理体験・・通津供用会館 ・SST・・ファミリーホール ・施設見学(東広島市八本松米満) |
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参加人員: (1)勉強会・・・・・・・67名 (2)体験・・・・・・・・・40名 (3)SST・・・・・・・・・30名 (4)施設見学・・・・・・・・・・16名 (5)知識の普及と啓発・・108名 (6)賛助会員との交流・・・20名 参加総人員 281名 |
《カレーパーティー》 | 《東広島市・わかば療育園の施設見学》 |
《ソーシャルスキル訓練》 | 《先輩お母さんの体験談》 |
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 |
・岩国では今まで福祉関係のグループは割とバラバラでしたが、昨秋にゆるやかなグループ化ではありますが、連絡協議会が発足しました。 ・私達と交流のある他団体の方にも助成金に頂いて催した分については開放いたしましたので、参加がありました。 ・直接的かは不明ですが、やはり交流のあった情報ボランティア団体がNPO設立に向けて歩み出しました。 |
苦労した点 |
・勉強会に予算がついたので、講演会にしてもいいような先生を依頼したにもかかわらず、困っているお母さんへの連絡経路が確保できずに、6月の勉強会においては一般の参加者への広報不足を感じました。 ・講演会は、昨年度と、講師の顔ぶれを同じにしてしまったことで、新聞社が、記事としては扱っていただけなかったこと。それと、秋の台風被害が大きく、被害の大きい地区にとっては講演会の段ではなかったことが響きました。 ・1年間のSSTを通して、とにかくSSTさえすれば問題が解決するとか単純なことではなく、子ども達とのコミュニケーションの方策の1つに過ぎぬと言う点はよく理解できた。18年度は、SSTは、流れを作り、プログラム化することで、参加者のより参加しやすい方法を探っていきたいと思いました。 ・子ども達のジュース販売は、会の創設以来の変わらぬ行事ですが、小学校5年生以上になれば参加できると言うのは、子ども達にとって具体的な目標になっているようだし、勤労体験の少ない子ども達への励みと言う点で、今後とも継続すべきだと改めて感じることが出来ました。 ・昨年夏ごろから、新聞を定期的に出すことで、会員や賛助会員以外の方から声をかけていただくことがあります。身体障害に比べて、1人1人の障害の状況が内面的な分理解しにくいと言う特質はありますが、以前より、理解が広がってきた感じがします。会は、子ども達の就業を目標とする以上、雇用者側の方に子ども達の特性を知って頂きたいし、さらに1歩進んで、雇用していただきたいという希望があります. |
今後の課題・発展の方向性 |
・障害者支援法が、施行され始めました。障害年金から、病院代を払い生活するに必要な部屋代やその他を払えば、多分とても切り詰めた生活しか出来ない現実がはっきり見えてきます。まして、結婚して家庭を持つと言うのは、夢のまた夢の世界です。障害者にも、複数の収入の道を確保しようと言う私たちの希望は、切実なものになってきました。 イタリヤやフランスのように障害者の平均賃金が18万円前後になれば、何とか家庭が営めます。行政に頼り切るのではなく、子ども達が誇りを持って生きていけるように、今後とももう少し親は努力を続けたいと思います。 |
活動を終えての感想・意見等 |
貴財団より助成を受けたことで、地域や行政の方の目が変化して気がします。本当にありがとうございました。 18年度4月より、事務所近くの公園の清掃を請け負うことができました。まだまだ、1人が食べていけるような仕事では有りませんが、少しずつ繋げて行けるようがんばりたいと思います。 |