助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2007年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 ジュニア・フェスティバル2007実行委員会
ジュニア・フェスティバル2007 地域 広島県府中市
代表者 岡本 由姫美
支援金額 15万円
活動概要
「地域の大人が地域の子どもを育てる」という精神のもと、高校生以上のボランティアの手づくりで開催する子どもたちのためのイベントです。4回目となる今年度は約60名のボランティアが関わりました。子どもたちのための、ものづくりやレクリエーションゲームなど多様な体験活動の場があり、来場者は約600名にのぼりました。 また、大人だけでなく地元の高校と連携して、高校ごとのオリジナルな企画で参加してもらうことで、若いボランティアを育成する貴重な場にもなっています。
実施時期:
2007年12月23日(日・祝)
参加人員:
来場者:約600名ボランティア・スタッフ:60名
総参加人数 660 名
看板 お話の部屋
《看板》 《お話の部屋》
ブラウニー作り 木工教室
《ブラウニー作り》 《木工教室》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・回を重ねることでボランティアの経験が蓄積され、各コーナーに責任を分散して運営できるようになってきました。より自立したボランティア活動ができるようになり、それぞれが少しずつ仕事も増えたけれど、その分、充実感や達成感もより大きく感じられ、次回あるいは他のボランティア活動への意欲につながるイベントになったと思います。
・なかなか触れ合うことのない「地域のおじさん・おばさん」と地元の高校生が一緒に関わることで、親子(縦)でも友達(横)でもない地域の「斜め」の関係を築けることは、大人にとっても青少年にとっても有意義であると感じています。 また、子どもたちの体験活動に加えて「大人だって楽しみたい」という声も聞かれ、生涯学習フェスティバルで同じような試みができないかというアイデアも生まれつつあります。
苦労した点
予算的には、今回はありがたい助成を受けることができ、構想どおりに開催することができましたが、今後は金銭的な面でもより自立した活動ができるよう、より工夫や知恵が必要になってくるだろうと感じています。 また、市内へのPRは学校へのチラシ配布やミニコミ誌への掲載などにより想定した集客効果が見られているのですが、近年、少しずつ近隣の地域からの問い合わせが増えてきているので、より広域へのPRを検討してもいいのではないかと思っています。そうした反響は、ボランティアの意欲にもつながると期待されます。 
参加者の層としては、小学生や幼児には手ごたえを感じていますが、「中学生を動かすのは難しいな」という実感があります。
今後の課題・発展の方向性
各コーナーの運営は自立してきましたが、「どこにも属さない仕事」はまだまだ事務局に集中している部分もあります。回を重ねることでボランティア・グループを少しずつ増やしていくことができましたので、今後は、そのグループに事務局の仕事を少しずつ分担する等して、継続しやすいスタイルを模索し続ける必要があると思っています。また、イベントの内容は「子どもたちに体験活動を」というものですが、子どもたちのウケを気にするあまりサービス過剰になり、本来目指していた「たくましい体験活動」から離れてしまわないよう、ボランティア全員が活動の目的を認識しながら継続していけるよう配慮しなければならないと思っています。 ボランティアはほとんどが女性です。女性が中心で企画するイベントなので、参加する子どもたちも女の子のほうが多くなります。もっと男性を取り込んで、違った視点を生かすことによって体験活動の幅を広げることも課題のひとつです。
活動を終えての感想・意見等
それぞれに生活をもちながら自分の時間を少しずつ提供するのは大変であることも事実ですが、子どもたちが「見て、見て、こんなのができたよ!」と笑顔を見せてくれることで報われます。ボランティアの中からは、「高校生がよく働いてくれたわー。」(一般)、「あー、忙しかった。でも楽しかったー。」(高校生)…という会話が聞こえてきました。互いの持ち味を発揮し合えるイベントにできたことをたいへん嬉しく思っています。 そして、このイベント開催に大きな助成をしてくださったマツダ財団様に心から感謝しています。ほんとうにありがとうございました。 

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