助成実績
青少年健全教育関係 市民活動支援
2007年度市民活動支援【詳細】
活動名 | 団体名 | 長門市中央公民館事業企画運営委員会「わくわく土曜塾」担当 |
わくわく土曜塾 | 地域 | 山口県長門市 |
代表者 | 運営委員長 林 義高 | |
支援金額 | 20万円 | |
活動概要 | ||
地域市民の英知と善意を結集して「私たちの公民館づくり」を推進する「長門市中央公民館事業企画運営委員会(民間組織)」の事業の1つとして開催してきた。 目的は @土曜日の子どもの安全・安心の確保 A子どもたちの規範意識の醸成 B学校教育活動の補完の場 C親の子育て支援などである。 平成19年度は年間64講座を開催した。この講座の指導者の中心は、本公民館に集う社会教育関係団体(グループ)であり、公民館で学んだ生涯学習を子ども達のために生かす活動としてボランティアで実施してきた。(講座によっては外部指導者も加わった)保護者のアンケート結果などから目的はクリアーできていると思っている。指導するグループからも「子どもたちから逆にエネルギーをもらって大変うれしい」と好評であり、この方向からも効果があったと思っている。 |
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実施時期: 2007年4月14日(開校式)〜2008年3月22日(閉講式) 長門市中央公民館を中心に公園、地域の河川・史跡、青年の家などを活用 |
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参加人員: コーディネーター延べ110人、講座指導者延べ115名 受講生(塾生)多様な体験A826人、英語B180人、囲碁B133人 延べ1,139名 参加総人員 1,364名 |
《囲碁教室》 | 《水鉄砲作り》 |
《浴衣の着付けと日本の礼儀作法》 | 《福祉体験》 |
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 |
・実施の概要で記した通り、講座を受け持って指導する側が逆に教えられたり、元気をもらったりで、こんな楽しいことならまたやってみたいと言う人が多くおられた。これらの方々は今後一層ボランティア活動へと向うことが予想される。 ・講座の内容は各担当団体に任せたことが、「どうすれば子どもたちに効果的に指導できるか」などを考えざるを得ないこととなった。このことは自主活動をさらに発展させると思われる。 ・この「わくわく土曜塾」の実施の理念や手法は、「放課後子どもプラン」の実施に向けて示唆を与えるものであるとして、県教委社会教育課が主催する「放課後子どもプラン指導者研究会」で講話したり指導者になったりすることとなった。 |
苦労した点 |
・事業費を80万(備品を含む)として、20万円を貴団体から助成いただくこととなった。当初「山口県ひとづくり財団」からも事業費20万円を貴団体と併せて助成できるとの感触を得ていたが、「山口県ひとづくり団体」の応募要綱に違反するとのことで助成できないと通知があった。但し、「貴団体の助成が備品に限る」ことであれば、助成するということで貴団体には許可をいただき支出計画を変更させていただきご迷惑をおかけしました。 ・この結果、40万円が確保できることとなったが、残りの40万円のほとんどを篤志家に頼らざるを得なかった点は苦労した。 ・年間64講座という大量の講座を設定した。(これは目的に「子育て支援」を入れていることから毎週の土曜日実施しなければ意味がない)このため、コーディネータ側(8人のスタッフ)が多忙となり疲れも出てきた。次年度はスタッフを増やして進める事が必要である。 ・「子どもの規範意識の醸成」も目標の1つであった。子どもたちの方よりはむしろ保護者に問題があった。「欠席時の電話連絡をしない」「当方から電話をすると『すみません』もない」「預けっぱなし、後は知らない」「保護者会にも出席しない」などはど、後半は保護者の規範意識に重点を置いて指導した。来年度はさらにこれを強化したい。 ・他の点は、なかなかスムーズに展開していると感じている。 |
今後の課題・発展の方向性 |
今後は、ここ1、2年は「わくわく土曜塾」を公民館で実施して行くが、それ以後はこれらの講座を月〜金の「放課後子どもプラン」として学校でできないかと模索していくことになる。 |
活動を終えての感想・意見等 |
価値ある取組みとして充実感がある。貴財団に感謝している。 |