助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2007年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 Men's なかよし
あふれる自然の中での子供たちの体験、
経験を通じ親子、家族同士の連帯を深める会
地域 広島県広島市
代表者 事務局次長 尾崎 充彦
支援金額 25万円
活動概要
父親を中心として、キャンプ、バーベキュー、イチゴ狩りなどを計画して実施しました。本年度も多くの新規参加者を迎え、さらに地域における家族の交流の輪を広げることができたように思います。平成19年度は広島市安佐北区の三谷集落で農園を借り、畑作りをすることで、作物を育てる苦労、充実感、食べ物の大切さ等親子ともども感じることができました。特に大人たちにとっては、今まで肌で感じることができなかった実際の地域の農業の現状に触れたことで、その重要性を再認識し、今後の会の活動の中で地域の農作物の販売等についても協力したいといった案も出ています。会も発足し、3年が経過しましたが、ここまでの保育園等での継続活動の成果もあって地域でも少なからず認知されることができました。この会を通して地域の家族の輪をますます発展させていくとともに、地域の自然や社会を家族ぐるみで勉強し、子供の教育に寄与するために今後も活動を広げていきたいと考えています。
実施時期:
通年活動
広島市安佐北区こうようなかよし保育園(広島市安佐北区亀崎)Men’sなかよし農園(広島市安佐北区三谷集落)農作業(サツマイモ,玉ねぎ)自然とのふれあいキャンプ(山口県玖珂郡錦町宇佐(寂地峡))イチゴ狩り(八千代ふるさと農園四季の里)
参加人員:
広島市安佐北区高陽なかよし保育園行事、その他等 171名
Men’sなかよし農園農作業(サツマイモ,玉ねぎ) 161名
自然とのふれあいキャンプ 46名    イチゴ狩り 34名
参加総人員 412 名
サツマイモの苗植え 川遊び
《サツマイモの苗植え》 《川遊び》
父親とお兄ちゃんチームは探検 焼き芋作り
《父親とお兄ちゃんチームは探検》 《焼き芋作り》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・当団体は地域の一保育所を足がかりとして活動しています。会員にならないまでも着実に今までの継続活動は、保育園の保護者(父親)にも伝わっており、会員等に対して園内、園外を問わず声をかけていただけるようになりました。(会の認知度が高まってきた。)また、会員が小学校等のPTA役員を引き受けるなど子供の教育現場や地域への父親参加の重要性という点についてはアピールできるようになったと考えています。
・また、広島県保育団体合同研修集会に参加し活動内容を発表させていただき、他の保育園の先生方や保護者会の方からモデルケースとして非常に参考になったと暖かい言葉をいただきました。(現在、本年8月に東京で実施される保育団体合同研修集会での発表を依頼されています。)
苦労した点
今年度、当会で畑を借り自分たちの農園として活動してきました。その地域においては十分に交流できたと思いますが、一定の距離が災いしたのか地域でこの活動が取り上げられることはありませんでした。せっかくできた交流ですのでこれをぜひ地域に持ち帰る努力を今年度実施したいと考えています。(保育園の敷地を借り日曜朝に朝市を開催する等)また、やはり地道な活動としては、保育園を通じて浸透していますが、人を集めてのイベントを実施していないせいか、地域におけるPRは十分とはいえないのが現状であると考えています。そういった意味でもぜひ今年度は、地域にアピールできるようなイベントを本会主催で実施したいと考えています。(現在、保育園の関連を基盤にして広島市安佐北区の保育園に呼びかけて、子供たちに外で大勢で遊ぶ楽しさを教えることのできるようなイベントを実施し、私たち父親が遊んだように、子供たちを公園に呼び戻せるようなイベントを検討中)このように会として、地域のためにいろいろ実施したい計画は多くあるのですが、やはり中心となる会員である父親は仕事においても多くを求められる世代になっており、計画倒れとなっていることも多々あります。 
子供たち、そして地域の方の「楽しかった。ありがとうございました。」という言葉を糧にますます会の活動を充実できればと考えています。
今後の課題・発展の方向性
会の方針として地域のためという言葉を多く使っていますが、地域のためはそこに住んでいる自分たちのためと考えています。社会の中ではインターネットの掲示板を利用していじめが流行するなど私達の世代からは想像もつかない状況の中でわが子を育てているのが現状です。わが子が大事であれば、自分の子供だけを一生懸命育てるのではなく地域の子供たちの教育に積極的に参加し、地域の子供たちにもの申せる人間関係を築くということを方針として掲げています。そのためにも、地域における家族同士の交流の輪を一層広げるための活動を今後も実施していきたいと考えています。その中で、私たち大人も自分の知らない世界について他の会員の助けを借りて子供と一緒に体験できればと思っています。
活動を終えての感想・意見等
マツダ財団からの支援により予算的には、今までと比較して少ない負担で2007年度活動することができました。また、マツダ財団の支援団体という肩書きにより、会としてもいままでにないアピールをすることができました。 
今年度の反省点を踏まえて、マツダ財団の名に恥じぬよう今後とも活動したいと考えていますので今後ともご協力をよろしくお願いいたします。 
2007年度は本当にご協力ありがとうございました。

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