助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2007年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 東区障害児のためのサマースクール
東区障害児のためのサマースクール 地域 広島県広島市
代表者 代表 村上 明美
支援金額 10万円
活動概要
障害を持つ子ども達が、夏休みを楽しく有意義に過ごせる様に居場所作りをし、身近な地域で豊かな活動をする事を目的としています。
夏休み中の10〜12日間、講師の先生を招いて、クッキング、手芸、工作、ジャザサイズ、体操等のさまざまなレクリエーションを企画しています。
また、公共交通機関を利用しての外出や外食で社会性やマナーを身につける練習をしています。
実施時期:
2007年7月20日〜2007年8月31日
地域福祉センター
心身障害者福祉センター
参加人員:
7/24バスハイク15名、 7/27工作とジャザサイズ26名、 7/30手品20名、
8/7クッキング(中高生)12名、 8/9クッキング(小学生)11名、
8/17宮島5名、 8/20工作とフルート鑑賞18名、 8/23きつつきコンサート18名、
8/28食事会14名
参加総人員 139名
バルーンアート バスハイク先で
《バルーンアート》 《バスハイク先で》
きつつきコンサート 工作
《きつつきコンサート》 《工作》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・参加者アンケートの結果(出席者 障害児29人中15人の回答、約半数ではありますが)100%満足と答えていただきました。広島市東区に居住する障害児の長い夏休み中の居場所となれたようです。
・障害のある子ども達の居場所づくりが第一目標ですが、保護者にとっても居場所となりました。ボランティアさん、講師の先生方は、障害のある子ども、保護者とも接する事ができ、地域の人ともつながりが広がったようです。(接することで障害児に対する偏見、関わる事へのしりごみが解消されたと言っていただいています。)
苦労した点
・予算
今年度はマツダ財団さんより助成をいただき、大変助かりました。もし、これがないとすれば保護者負担が増えるので胸をなでおろしました。
・会場押さえ
広島市東区社会福祉協議会さんの会議室をお借りしていますが、3ヶ月前でないと予約できないので、その予約作業に追われました。調理は広島市心身障害者福祉センターを予約しますが、こちらも3ヶ月前からの予約受付で、いつでもとれるというわけではないので苦労しました。
・指導員さんの確保
昨年に引き続き同じ方に今年も来ていただきました。が、女性の方はご主人の転勤があれば今年度は難しい、男性の方は仕事が変わればもう来れないかもしれないという事で、今年4月になるまで、確定というわけにはいかないのが苦労しました。
・企画
子どもが小学1年から高校3年と年齢、障害の程度もバラバラです。その事から皆が楽しめる事を考えるのは難しいです。午前・午後を埋め、講師の予約も大変でした。
今後の課題・発展の方向性
・課題
@午前の部と午後の部の間の時間の過ごし方(子どもが長い時間何もする事がないと待っていられない)
A予算の確保(助成金がない場合、保護者の負担が増え、運営が危ぶまれる。指導員さんも頼めなくなる。)
B企画内容を決めるのに毎年悩む
・今後の会の発展の方向性
一人ぼっちで夏休みを寂しい思いで過ごしている障害児親子をなくしたいねらいがあるので、さらにネットワークを広げていきたい。
活動を終えての感想・意見等
今年5年目を終えた広島市東区サマースクールですが、年々定着し、親子とも顔が見えるものとなっています。”子どもの居場所をつくろう””住んでいるところの近くに居場所をつくろう”との思いから始まったものでありますが、親子とも来てほっとできる、だれかに会えて楽しい!という障害児親子の居場所となっています。しかし、これも大きな費用負担があるとできません。助成いただいたマツダ財団さんに心より感謝いたします。ありがとうございました。

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