活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 |
・共催団体の山口市、山口市教育委員会、山口市社会福祉協議会、山口市子ども会育成連絡協議会など11団体、毎回の集合場所とした山口県児童センター等の横断的な連携協力、その他地元の諸団体、企業等の現地における実施協力や、塾生保護者の自主的なボランティア参加などできわめて円滑に実施できた。
毎年実施している保護者アンケートにも、当少年塾に対する社会的な意義やその重要性が指摘されており、活動が単に学校の休日の有効活用のみならず、現代社会が抱えているさまざまな問題を解決するうえで社会的な貢献をしているものと受け止めている。
・平成4年に開設してから今年までの13年間の参加者は600人近くに達しており、地域の関係者や諸団体等から、当少年塾の活動が青少年の健全育成に果たした功績に注目が集まり、平成13年11月には山口市表彰条例による山口市長表彰を受け、平成14年4月には山口ロータリークラブからロータリー賞を受賞するなど高く評価されている。また、保護者アンケートにも、子どもの情操教育に役立つ、友達の輪が広がった、など感想の言葉が多くみられる。 |
苦労した点 |
学校週五日制の定着により、土曜休日の活用が地域の子供会やスポーツ少年団の活動との競合、市民活動団体等の同種の行事の展開などで参加者の確保が次第に難しくなる傾向がある。今年は関係諸機関の協力のもと、市町村広報、マスコミ、子ども会育成連絡協議会の広報紙の活用、PTA連合会、母親クラブや地域の公民館を通しての広報など手をつくしたが過去最低の参加者となった。 |
今後の課題・発展の方向性 |
参加者の減少傾向に歯止めをかけるべく、当少年塾の十有余年の伝統を生かし、組織を挙げて対処していかなければならない。また、活動の内容をさらに充実し、より魅力的なものにするため子どもたちや保護者の声にも耳を傾け、新しいジャンルも念頭においてバラエティーに富んだカリキュラムを編成しなければならないと考えている。塾の運営スタッフに若い力を注入したく、当少年塾を終了した高校生などをジュニアボランティアとして導入養成することも課題の一つである。 |
活動を終えての感想・意見等 |
山口ひびき少年塾の運営に携わるスタッフは高齢者が多いが、子どもたちのふれあいで心身ともに若返った気持ちになれる。また、子どもたちが喜んで活動している様子や、関係者や保護者などからの励ましの言葉が明日への活力の源となっている。 |