助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2004年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 ちびちびくらぶ・でかでかくらぶ
障害児とその兄姉たちの学童クラブ 地域 広島県広島市
代表者 代表 横山 良英
支援金額 18万円
活動概要
当クラブは自閉症や肢体不自由などを伴う子も含む知的障害児とその兄姉たち、家族のクラブです。障害ゆえのくらしにくさや悩みを家族で抱えていますが、同じ悩みを持つ仲間たちが集うことで、生きるエネルギーを持ち、地域の中で理解者を拡げられるよう努力し、前向きに頑張っています。休日や夏休みなどの長期休暇は、障害児にとっては自由を持て余し、不自由になってしまいます。仲間が集う中でボランティアさんを支えに、プールや芋掘り、とんど、節分などの季節ごとの自然体験、行事体験を大事にし、豊かな成長発達をめざして、また仲間同士のつながりを強めていくことを大きな目標に活動に取り組んでいます。今年度は新たに楽器活動に取り組み、活動に幅を広げる事ができました。
実施時期:基本隔週土曜日(長期休暇は除く)広島市安公民館を拠点とする
参加人員:1125名(ボランティア268名含む)
障害児こども祭り 草原の上でパラバルーン
《障害児こども祭り》 《草原の上でパラバルーン》
とんど祭り 雪遊び
《とんど祭り》 《雪遊び》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・北部こども療育センター学童連絡会への参加で、我がクラブの活動報告を行い、後輩たちのクラブ立ち上げへ触発になった。
・障害児こどもまつりに積極的に参加。楽器演奏で活動をアピールし、障害児とその家族が仲間を持つことの大切さを訴えた。
・安佐南区社会福祉協議会の依頼を受けて、障害者ガイドヘルパー講座の体験講座を引き受け、障害児理解への啓発を行なった。
苦労した点
予算について・・・活動はほぼ昨年通りで進めましたが、今年度は初めてお泊り合宿を行い、よい経験となりましたが、個人出費は高額となりました。参加メンバーが多く、地域探検などの活動を豊かに取り込もうとすると、予想以上の出費となり、ボランティアさんの活動費も含むのでやりくりは大変でした。
・ボランティアについて・・・継続して来て下さるボランティアさんが定着して、関わり方についても安定して関わってもらうことができました。しかし、学生のボランティアさんの大半が卒業、就職と来年度の継続が難しくなり、新たなボランティアさんの発掘が課題となりました。
今後の課題・発展の方向性
来春より障害児メンバーの年長者が5年生になり、ちびちびくらぶから卒業発展して、「ちびちびジュニア」という新たなクラブへ移行します。障害を持っていても思春期へと成長していく子どもたちが、自立を意識して、親から離れて将来的な趣味を拡げていけるよう、運動活動と音楽活動を主体に活動をしていきます。クラブの活動スタイルを構築し定着させていくことが大きな課題です。また、新たにメンバー拡大を行い、将来的展望を持って地域の中で仲間を拡げて生きていくことを考えていきたいと思います。
活動を終えての感想・意見等
3年目の活動を終えて、ますます子どもたち一人ひとりの成長を感じます。障害児だけでなく、兄姉たちも含めてみんなで支え合いながら子育てをしていくことに大きな自信と喜びを感じられるようになりました。多くの活動をみんなで作り上げ、笑って、喜んで、感動して、またひとまわりつながりが強まったように感じます。子どもたちも大きくなり、将来を考えていくことが必要な時期になりました。親たちの輪を拡げ、強めていきながら、地域で生きていくことを夢と展望を持って考えていきたいと思います。マツダ様からの支援が大きな力になりました。これからもずっと頑張ります。本当にありがとうございました。

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