財団ニュース

2009年(平成21年)

2009年8月17日号

2009年度 科学わくわくプロジェクト「ジュニア科学塾」(8/8〜9)
第2回講座「海洋生物に関する観察・実験」を
広島大学大学院理学研究科 向島臨海実験所にて開催しました!

 「「ジュニア科学塾」は、マツダ財団と広島大学が連携し、青少年の健全育成と科学技術の振興を目指して実施する 「科学わくわくプロジェクト」の事業の一つで、中学生に対して科学の深さ、ブラックボックスをこじ開ける楽しさを体験させ、 自ら学ぶ心を育てる動機づけを目指しています。

 今年度から新たに年4回の講座として企画された「ジュニア科学塾」の第2回講座が、 8月8日(土)、9日(日)の一泊二日で、尾道の対岸にある広島大学大学院理学研究科向島臨海実験所にて、 24名の塾生全員が参加し、実施されました。

 一日目の第1部では、干潟の特徴、役割を講義で学んだ後、全員で船に乗って実際の干潟である細ノ洲に上陸。そこに住む生物や 植物を実地観察しました。
 そして第2部は夜の8時から。発光する生物について講義を受けた後、実験所前の海岸で鶏肉をえさに ウミホタルを採集し、その発光を楽しむとともに、顕微鏡で生体を観察しました。

 二日目の第3部では、ムラサキウニの受精、細胞分裂、成長過程を講義で学んだ後、実際に受精卵の分裂や幼生を顕微鏡で観察し、 生命の不思議を体感しました。

 非常に内容の濃い充実した二日間に、塾生たちの瞳は輝きっぱなし♪自ら学ぶ心にも火がついてきたようです。
 実験所の安井先生、浦田先生 に感謝! そしてわくプロセンターの間處先生、スタッフの皆さんご苦労様でした!

 サイエンスレクチャーを含め、「わくプロ」の今年度事業の詳細な計画につきましては、 「わくプロ」ホームページをぜひご覧ください。

 マツダ財団では、今後もサイエンスレクチャーなどの開催のご案内を、マツダ財団ホームページなどでお知らせしていきます。


船に乗って細ノ洲に到着!



細ノ洲にて干潟の生物を観察後、記念撮影。
一番右がナメクジウオの権威、安井教授



顕微鏡でウミホタルを観察


浦田先生が塩化カリウムを使って
ムラサキウニから卵子と精子を採取。
その様子を熱心に観察する塾生たち



うわぁ、さっき受精させたムラサキウニの受精卵が
40分後には、きれ〜いに2つに卵割してるよ!


一覧へ戻る