財団ニュース

去る12月8日、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生を広島国際会議場フェニックスホールにお迎えして、 マツダ財団 第27回講演会「生きているってすばらしい 〜幸せの探し方〜」を開催しました｡

会場の広島国際会議場フェニックスホールは、1,450名もの熱心な聴講者で満席となりました。

鎌田先生は、「幸せにはお金や健康も少しは関係しているけど、それだけではないという場面に何度か出会いました。 家族や夫婦の愛、周りの人達の思いやりから感じられる暖かくてふんわりしたもの、 その中に幸せの本当の姿を見つけることがあります」と、諏訪中央病院での患者さんとの触れ合い、 支援されているチェルノブイリの子どもたちやその家族との出来事などの実体験から、 生きていることのすばらしさを優しさにあふれた口調で話されました。

ユーモアも頻繁に交えられましたので聴講者の皆さんは時に涙しながら、 時には笑い、耳だけでなく顔の筋肉も精一杯使い楽しまれたようでした。

講演会終了後、他人に幸せをあげられるようになりたい！と本気で考えておられる方も多かったようです。 聴講者のみなさまからは、「感動し涙が止まりません」、「こころが暖かくなりました」、 「辛くても生きる勇気が湧きました」、「私ももう一度幸せ探しをしたい」　 「他人に暖かさを分けてあげられる人になりたいと思いました」、「私、今日から変わります」、 「家族の大切さを感じました」、「皆幸せに生きたい、生き合いたい」「心に大きな贈り物を頂戴しました」 …などの嬉しいお声を、多数いただきました。

マツダ財団の講演会は、1984年の財団設立以来、さまざまな分野の講師をお迎えしてきました。（講演会一覧）

今後も、生きることや子育て、教育、科学などについて、地域・社会の皆様とともに考えて参りたいと思います。