財団ニュース

2008年(平成20年)

2008年3月25日号

第26回講演会 柳田邦男「大人が変われば子どもも変わる 〜いま、絵本の力〜」を開催しました。(2/29)

去る2月29日、ノンフィクション作家・評論家の柳田邦男氏を広島国際会議場ヒマワリにお迎えして、マツダ財団 第26回講演会「大人が変われば子どもも変わる 〜いま、絵本の力〜」を開催しました。

会場の広島国際会議場ヒマワリは、850名もの熱心な聴講者で満席となりました。
柳田氏は、「今、親子の間でアタッチメント(愛着)が希薄になっている。子どもをしっかりと抱きしめて絵本を読んであげよう」、「大人になって壁にぶつかった時も、絵本は、本当に大切なことは何かを教えてくれる」と、実体験を交えつつ独特の染み入るような口調で話されました。
聴講者は、時に笑い、時に涙し、美しいスライドで紹介される絵本の世界を満喫されたようでした。
講演会終了後、自分が絵本を読んであげたい人を思い浮かべつつ家路についた方や、書店へ立ち寄られた方も多かったようです。

聴講者のみなさまからは、
「親と子が向き合う子育ての大切さを学んだ」、「これからも絵本に関わっていく自信が持てた」、「涙があふれた」、「日本の教育を根本から考えなおさなければならないと感じた」、「私、今日から変わります」、「子どもが大きくなり絵本を処分しようと考えていたが、もう一度子どもたちに読み聞かせて、もうしばらく残しておくことにした」…などの嬉しいお声も、多数いただきました。

柳田氏が講演でご紹介された絵本について、その後多数のお問合せを頂きましたので、当財団事務局で聴講時のメモを手がかりに絵本のタイトル等をお調べして、当ページの後半に掲載しました。ご参考になりましたら幸いです。

なお、定員を大幅に超えるご応募を頂き、やむをえず抽選となりましたことや当日会場が寒かったことなど、行き届かない面もございました。あらためてこの場をお借りしてお詫び申し上げます。

マツダ財団の講演会は、1984年の財団設立以来、さまざまな分野の講師をお迎えしてきました。(講演会一覧
今後も、生きることや子育て、教育などについて、地域・社会の皆様とともに考えて参りたいと思います。


やさしく語りかけてくださる
講師の柳田邦男氏


絵本のスライドはどれも
とても美しく鮮やかでした!


こんなにたくさんの聴講者に
お越しいただきました。
本当にありがとうございました!

柳田氏が講演で紹介された絵本 

「おくりものはナンニモナイ」
作・絵: パトリック・マクドネル
訳: 谷川 俊太郎
出版社: あすなろ書房

「いもうとのにゅういん」
作: 筒井 頼子
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店

「ねこのごんごん」
作: 大道あや
出版社: 福音館書店

「いつでも会える」
作・絵: 菊田 まりこ
出版社: 学研

「ともだちからともだちへ」
作: アンソニー・フランス
絵: ティファニー・ビーク
訳: 木坂 涼
出版社: 理論社

「きいろいばけつ」
作: もりやま みやこ
絵: つちだ よしはる
出版社: あかね書房

「ママ ほんとうにあったおはなし 」
作・絵: ジャネット・ウィンター
訳: 福本 友美子
出版社: 小学館

「オウエンとムゼイ」
作: イザベラ・ハトコフ
絵: ピーター・グレステ
訳: ベッキー
出版社: 日本放送出版協会

「くもをおいかけてごらん ピープー」
作: ローレンス・ブルギニョン
絵: ヴァレリー・ダール
訳: 柳田邦男
出版社: 文溪堂

「あかいハリネズミ」
作・絵: ジェイドナビ・ジン
訳: 深川明日美
出版社: リトルモア

「雪とパイナップル」
作: 鎌田 實、唐仁原 教久

「エリカ 奇跡のいのち」
作: ルース・バンダー・ジー
絵: ロベルト・インノチェンティ
訳: 柳田邦男
出版社: 講談社

「Owl Moon(月夜のみみずく)」
作: ヨーレン
絵: ショーエンヘール
出版社: Philomel Books

「レイチェル」
作: エイミー・エアリク
絵: ウェンデル・マイナー
訳: 池本佐恵子
出版社: BL出版

「ルリユールおじさん」
作・絵: いせひでこ
出版社: 理論社

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