財団ニュース
2008年(平成20年)
2008年1月15日号
大学寄附講義−安田女子短期大学にて発表会を開催しました! (1/11)
「現代社会論〜ニュー価値観論〜」発表会を開催しました。
マツダ財団では、安田女子短期大学 寄附講義 「現代社会論〜ニュー価値観論〜」を行っています。 去る1月11日に、講座の締めくくりとして発表会を行い、これまでに受講生が調査し、考え、議論してきた結果を報告しました。 この講座は、秘書科1年生を対象に、現代社会の様々な状況やそこに潜む問題を理解し、自分が何をしたらよいかをケーススタディを通して考えるというものです。 受講生はまず、「柔らかい社会(社会構造)」「国際関係」「地球の有限性」「社会と女性」の4つのキーワードについて、社会人講師から第一線の現状を学んだ後、各グループごとに研究テーマを設定し、調査活動を行いました。 発表会では、計9つのグループから報告が行われました。 「高齢化について〜よりよい日常生活を目指して〜」の発表では、実際に施設を訪問しアンケートを取った結果をもとに、「物理的・心理的バリアフリーを進めよう!」「高齢化社会についてもっと学ぼう!」と呼びかけ、具体的な提案を行いました。 「私たちが使う水の流れ 」では、実際に広島浄水場に見学に行った詳細なレポートをもとに、将来の世界的な水不足へ警鐘を鳴らし、すぐに実行できる取組みを提案しました。 「安田にボランティアセンターを作ろう」では、学内で広くアンケートを取った結果をもとに、ボランティアセンター設立の必要性や意義を説くとともに、設立運営体制のシミュレーションやコスト試算を行い、「設立企画(案)」にまとめ発表しました。 …これ以外の発表も全て、グループ内で議論を重ね、仮説を立てて調査を進めた点、実際にフィールドでの見学・インタビュー・アンケートを行い、他にはない非常にインパクトのある情報を収集している点、仮説を検証あるいは再構築した上できちんと「私たちの提案」へ結びつけている点…等々、本当に素晴らしく、甲乙つけ難いものでした。 この講座、特に調査活動は各グループの自主運営の側面が強く、忙しい授業の合間を縫っての活動はどんなにか大変だったと思いますが、受講生のみなさんから、「大変だったけど本当にためになった」との声をたくさん寄せていただきました。 (参考)マツダ財団寄附講義の概要 |
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