財団ニュース

2007年(平成19年)

2007年10月17日号

広島市似島臨海少年自然の家「感動塾・みちくさ」開催 (10/06〜08)
2泊3日で、「エコ…美しい自然 海 空 山」に取り組みました!

 「感動塾・みちくさ」は、子どもたちが身近な生活の中にあるものを題材として、仲間づくりを行い、協力・創意工夫することにより、未知なる物への興味を喚起し感動する心を育むこと、合わせて科学や技術への興味、関心を高めることを目的とした事業で、1998年度から開催しています。

 本年度も3施設で実施し、第1回目の広島市青少年野外活動センター、第2回目の広島市三滝少年自然の家に続き、第3回目は10月6日から8日の3日間、広島市似島臨海少年自然の家で「エコ…美しい自然 海 空 山」をテーマに実施しました。今回も定員を大幅に上回る180名もの応募をいただき、抽選で選ばれた小学4年生〜6年生の30人が参加しました。

 初日、参加した子どもたちは、ボランティアグループ「海賊船」の大学生の支援を受けながら野外炊飯で「揚げギョーザ」に取り組みました。また、講師の政宗茂先生の指導により太陽調理器を使ったエコクッキングを学んだ後、野外炊飯で自分達が発生させた廃油を用いた「廃油石鹸づくり」に挑戦しました。

 二日目はカヌーツーリングで着いた外方鼻の浜辺で、講師の西村清巳先生の指導により、漂流物を拾い集め、分別し、考察する「ビーチコーミング」に取り組み、自然環境の大切さについて学びました。

 三日目には、自分達が料理に使ったテンプラ油を精製して作った廃油燃料で、ゴーカートの試乗を行ないました。廃油燃料を使ったゴーカートの排気ガスはテンプラの匂いがすることも発見しました。

 最終日は少し天候が崩れましたが、幸いにも全てのプログラムを予定通り行なうことできました。

 自分達が発生させた廃油の処理や自然観察を通じて自然環境の大切さを知ることのできた三日間でした。


二泊三日を一緒に過ごす仲間たち


エコクッキングなどを指導していただいた政宗茂先生


太陽調理器で、あっという間に焼きあがった目玉焼き


自分達が料理に使った天ぷら油を燃料に
ゴーカートの試乗!

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