財団ニュース
2007年(平成19年)
2007年9月12日号
科学わくわくプロジェクト「ジュニア科学塾」「科学塾」
「海辺の生物の不思議をのぞいてみよう!」を開催しました(8/20・21・27、9/8)
中学生を対象にした「ジュニア科学塾」と高校生を対象にした「科学塾」は、マツダ財団と広島大学が連携し、青少年の健全育成と科学技術の振興を目指して実施する事業の一つで、塾生に科学の深さ、ブラックボックスをこじ開ける楽しさを体験してもらい、自ら学ぶ心を育てる動機づけを目指しています。 今年度は広島大学の練習船「豊潮丸」の竣工を記念して、8月10日・11日・27日9月8日の4日間にわたり、「海辺の生物の不思議をのぞいてみよう!」をテーマに、ジュニア科学塾と科学塾を同時開催しました。尚、ジュニア科学塾には28名、科学塾には12名が参加しました。 ジュニア科学塾は広島大学教育学研究科の鳥越兼治教授、科学塾は広島大学生物圏科学研究科の大塚攻教授の指導のもと、8月10日・11日の両日、自分で採集したプランクトンを光学顕微鏡・電子顕微鏡で観察し、海産プランクトンの不思議な世界を体感しました。 また、8月27日には豊潮丸に乗船し、広島大学生物生産学部の郷秋雄船長の指導のもと、海洋観測や生物採集を行い、海の調査と研究の最前線を実感しました。 最終日の9月8日は鳥越教授の指導もと、ポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いて数種類の魚のタンパク質を分離し、タンパク質プロフィールを比較することで、進化の関係を明らかにしました。また、実験の待ち時間を利用して魚体の解剖に取り組み、教室のあちこちから驚きと感動の声が上がっていました。 終了にあたり、科学わくわくプロジェクト研究センター長の林武広教授より、塾生一人一人に修了証書が授与されました。 今後の予定としましては、11月11日(日)に福山ビッグローズにおいて「サイエンスレクチャーin福山」を開催します。 教育学研究科の嶌岡孝則教授に「暮らしの中の電波・電磁波」をテーマにお話していただきます。10月上旬より募集を開始する予定です。 |
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