助成実績

青少年健全教育関係 研究助成

第16回(2000年度)マツダ研究助成一覧 −青少年健全育成関係−

研 究 題 目 および 研 究 概 要 研 究 代 表 者
(*役職は応募時)
助成金額
(万円)
知的障害児者のための地域活動支援プログラムの開発に関する実践的研究 井澤 信三
兵庫教育大学学校教育学部助手
85
知的障害児者における地域活動は、【1】「本人の能力による制限」、【2】「支援する環境側の制限」という2側面の課題をもっている。「知的障害児者の技能」と「地域生活環境」の相互的な改善によって、知的障害児者の地域活動は促進されると考える。本研究では、知的障害児者をとりまく環境を調整・修正することを中心とした地域活動の支援方法を開発するために、実際的な支援活動を通して検討するものである。また、統合的な支援プログラムという視点と地域住民の「障害」に対する理解と支援を重視するものである。
※ここでの地域活動とは、スーパーでの買い物、レジャー施設の利用、公的公共交通機関の利用などを意味する。
子どもの「感動」「感性」に関する調査研究 齋藤 哲瑯
川村学園女子大学教育学部教授
60
今の子どもたちの生活の様子を探りながら、「感動」等についての調査を行い、今後の子どもたちの健全育成に必要な資料を得ようとするものである。
青少年の規範意識の獲得と地域の通過儀礼(祭・行事・掟・きまり等)に関する研究 古市 勝也
九州女子短期大学教授
55
最近、17才の少年による凶悪犯罪に代表されるように、青少年の反社会的な問題行動等の要因の一つには、青少年の規範意識の未発達・未成熟が考えられる。では、青少年の規範意識は家庭や地域で、何から、どのようにして獲得されるのか解明することが必要である。そこで、地域のヒト(大人・先輩・友人等)、モノ(祭り、行事、通過儀礼等)や家庭でのヒト(親・兄弟・祖父母等)、モノ(祭り、行事、神様への礼拝、通過儀礼等)と、規範意識の獲得のメカニズムを明らかにする。特に、地域や家庭に昔から有る通過儀礼と規範意識との関連を浮き彫りにしたい。
合 計 3件 200

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