助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2003年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 広島エコミュージアム研究会
志和堀エコ・ビレッジ計画
〜農村景観保全の取り組みを通した参加体験型環境教育の試み〜
地域 広島県東広島市
代表者 代表 淺野 敏久
支援金額 35万円
活動概要
 ひとつの「村」をエコ・ビレッジとして捉え、まちづくりの活動の実践を通して参加型の環境教育ワークショップを行おうとするものです。
茅葺農家の通称「ホタルの宿」を中心に、志和堀地域の各サテライトで茅刈り体験や見学会など、いろいろなワークショップを行いました。
実施時期:2003年5月〜2004年3月 広島県東広島市志和堀地域内の各体験ワークショップ場所にて
参加人員:手作りミュージアムスタッフ20名、来館者500名以上 茅刈り体験他、各種ワークショップ参加 80名 参加総人員 600名
茅葺き民家の保全への取り組み
《茅葺き民家の保全への取り組み》
茅塔であそぶ子ども 急斜面茅葺職人さんから説明を聞く参加者
《茅塔であそぶ子ども》 《茅葺職人さんから説明を聞く参加者》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・広島エコミュージアム研究会の活動は報道等でも注目されました。また、メーリングリストを通じて県内、または全国のNPOなどの活動団体との交流が生まれつつあります。
東広島の他の地域においても同様の動きが生まれつつあり、私たちの一般会員や学生も、これをサポートし関わりはじめています。
・地域においては、「地域の良さの再発見」するという効果が、次第に地域住民の中に広がりつつあるように感じます。
例えば、「茅葺きのよさ」については、茅葺職人弟子入り希望者が現れるなどの効果があり、小水力発電所のワークショップでも、外部からこのような「50年続いている伝統」を学んでもらう「喜び」を表明されています。
苦労した点
 メーリングリストに加入されておられる方はよいのですが、時間的な制約から地元の方々との打ち合わせなど、コミュニケーションの場を作ることにかなり労力を要しました。
今後の課題・発展の方向性
 課題としては、行政との連携が挙げられます。
このような活動が、市民主体であることは非常によいことでありますが、このような「まちづくり」の枠組みづくりはある程度、行政側と連携しながら作り上げていくことが必要ではないかと思います。その上で、行政側からのツボを押さえた支援と連携が欲しいところです。
活動を終えての感想・意見等
 今後も、このようなエコをキーワードにした「地域づくり」が、様々な連携のもとに継続できるよう考えていきたいと思います。

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