助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2003年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 ちびちびくらぶ・でかでかくらぶ
障害児とその兄姉たちの学童クラブ 地域 広島県広島市
代表者 代表 幸田 千代子
支援金額 11万円
活動概要
 当クラブは自閉症や肢体不自由などを伴う子も含む知的障害児とその兄姉たち、家族のクラブです。
 障害ゆえのくらしにくさや悩みを家族で抱えていますが、同じ悩みを持つ仲間たちが集うことで、生きるエネルギーを持ち、地域の中で理解者を広げられるよう努力し、前向きに頑張っています。
 週五日制に伴い、増えた休日や夏休みなどの長期休暇は、障害児にとっては自由を持て余し、不自由になってしまいます。
 仲間が集う中でボランティアさんを支えに、プールや芋掘り、とんど、節分などの季節ごとの自然体験、行事体験を大事にし、豊かな成長発達をめざして、また仲間同士のつながりを強めていくことを大きな目標に活動に取り組んでいます。
実施時期:2003年4月1日〜2004年3月31日
参加人員:参加総人員1053名(うちボランティア243名)
雪あそび とんどまつり
《雪あそび》 《とんどまつり》
いも掘り もちつき
《いも掘り》 《もちつき》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・北部学童連絡会への参加で、我がクラブの活動報告を行い、後輩達のクラブの立上げへ触発になったようです。また、会報誌やオリジナルカレンダーを配布し、クラブの活動を詳しく伝えることで、障害児クラブの先駆的存在の役割として位置付いている。
・新しく始まった福祉サービス『支援費制度』『ガイドヘルパー制度』のモデルとなった。
苦労した点
 予算について〜参加メンバーが多く、地域探険などの活動を豊かに組み込もうとすると、予想以上の出費となり、当初の予算を大きく超えるので、後半は苦しい活動になりました。
 ボランティアについて〜障害を持つ子の障害特性と関わり方について、ボランティアさんにどう理解してもらうか、メンバーで度々悩みました。具体的に資料などを用意したり、工夫しました。
 地域中で理解者を広げていくことの難しさを感じたのと同時に、諦めず繰り返し丁寧に伝えていくことの大事さを実感しました。
今後の課題・発展の方向性
 障害児メンバーの年齢が4年生から5歳児と幅が広く、年長者が思春期へ向かっていく中で、少しずつ活動の中身を考えていかなくてはならなくなりました。動きのペースが違う子どもたちの集団での今後の活動への配慮を整理していきたいと思います。
 また、メンバー拡大について、将来展望を持って地域の中で生きていくことを考えつつ、ガイドラインを作っていきたいと思います。
活動を終えての感想・意見等
 2年目の活動を終えて、子どもたち一人ひとりの成長を感じます。障害児だけでなく、兄姉たちも含めてみんなで支えあいながら子育てをしていくことに大きな自信と喜びを感じられるようになりました。
 多くの活動をみんなで作り上げ、笑って、喜んで、感動して、またひとまわりつながりが強まったように感じます。家と学校以外の居場所づくりをみんなの力を合わせてできたことが、大きな充実感になりました。
 これからもずっと頑張ります。本当にありがとうございました。

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