助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2004年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 山口ひびき少年塾
山口ひびき少年塾−ぼくらの/ふるさと探検
タウンウォッチング−
地域 山口県山口市
代表者 塾長 神代 祥男
支援金額 20万円
活動概要
 この事業は、「太陽・探検・友達」をスローガンに「手で覚える 目にやきつける 足でさとる 胸にしみこます」(サトーハチローの詩から引用)をモットーとして、山口市及び周辺市町村から公募した小中学生(原則として小学4年生から中学2年生)を対象に、毎月1回それぞれ探検テーマを定めて1日日程によりふるさと探検を実施する。 探検テーマは、子どもたちが社会や自然の営みに触れながら幅広い知識の習得や人格の育成に役立つよう、関係機関とも協議し、また子どもたちの意向も踏まえて選定し、年間計画を策定している。今年度は、交通安全、歴史探訪、自然と環境、朗読劇入門、社会福祉とボランティア、スポーツ(フラッグフットボール)及び国際交流について実施した。
実施時期:2004年8月〜2005年1月
参加人員:参加総人数118名
車椅子体験 留学生との餃子作り
《車椅子体験》 《留学生との餃子作り》
朝のレクリエーション 終了式の記念撮影
《朝のレクリエーション》 《終了式の記念撮影》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・共催団体の山口市、山口市教育委員会、山口市社会福祉協議会、山口市子ども会育成連絡協議会など11団体、毎回の集合場所とした山口県児童センター等の横断的な連携協力、その他地元の諸団体、企業等の現地における実施協力や、塾生保護者の自主的なボランティア参加などできわめて円滑に実施できた。 毎年実施している保護者アンケートにも、当少年塾に対する社会的な意義やその重要性が指摘されており、活動が単に学校の休日の有効活用のみならず、現代社会が抱えているさまざまな問題を解決するうえで社会的な貢献をしているものと受け止めている。
・平成4年に開設してから今年までの13年間の参加者は600人近くに達しており、地域の関係者や諸団体等から、当少年塾の活動が青少年の健全育成に果たした功績に注目が集まり、平成13年11月には山口市表彰条例による山口市長表彰を受け、平成14年4月には山口ロータリークラブからロータリー賞を受賞するなど高く評価されている。また、保護者アンケートにも、子どもの情操教育に役立つ、友達の輪が広がった、など感想の言葉が多くみられる。
苦労した点
学校週五日制の定着により、土曜休日の活用が地域の子供会やスポーツ少年団の活動との競合、市民活動団体等の同種の行事の展開などで参加者の確保が次第に難しくなる傾向がある。今年は関係諸機関の協力のもと、市町村広報、マスコミ、子ども会育成連絡協議会の広報紙の活用、PTA連合会、母親クラブや地域の公民館を通しての広報など手をつくしたが過去最低の参加者となった。
今後の課題・発展の方向性
参加者の減少傾向に歯止めをかけるべく、当少年塾の十有余年の伝統を生かし、組織を挙げて対処していかなければならない。また、活動の内容をさらに充実し、より魅力的なものにするため子どもたちや保護者の声にも耳を傾け、新しいジャンルも念頭においてバラエティーに富んだカリキュラムを編成しなければならないと考えている。塾の運営スタッフに若い力を注入したく、当少年塾を終了した高校生などをジュニアボランティアとして導入養成することも課題の一つである。
活動を終えての感想・意見等
山口ひびき少年塾の運営に携わるスタッフは高齢者が多いが、子どもたちのふれあいで心身ともに若返った気持ちになれる。また、子どもたちが喜んで活動している様子や、関係者や保護者などからの励ましの言葉が明日への活力の源となっている。

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