助成実績

青少年健全教育関係 市民活動支援

2003年度市民活動支援【詳細】

活動名  団体名 ホームスクーリングセンターメイプル
メイプルハウス講演会 地域 広島県広島市
代表者 代表 西村 悦子
支援金額 33万円
活動概要
 広島県北部の不登校、引きこもり、発達障害、自閉症の児童・青年とその家族などが周囲の人に理解されて、適切な支援を受けることができるように、彼らを取り囲む地域の方々、家族、教育関係者、関連施設の方々を対象に学びの場を提供することと、地域の連携を深めることを目的とする。
 今年度は、三次市と講演会開催の要望が高かった東広島市、広島市を加えた3会場で、それぞれの領域で活動している専門家を招聘して年間6回講演会を開催した。
実施時期&参加人員:
【1】2003年6月7日 三次市 14人
【2】2003年9月23日 東広島市 9人
【3】2003年10月4日 三次市 11人
【4】2003年11月22日 三次市 7人
【5】2004年1月24日 広島市 31人
【6】2004年3月6日 東広島市 18人
参加総人員 90名
第10回講演会 第12回講演会
《第10回講演会》 《第12回講演会》
第14回講演会
《第14回講演会》
活動が関連する団体等、地域社会等に与えた影響 
・広島市などの都市部でも、不登校生徒などとの関わりに対して共に学び繋がっていく活動の必要性を感じた。そのため、来年度以降も、県北をはじめ広島市内でも講演会を継続する
・講演を依頼した講師が関わっている勉強会や研究会に誘われることもあり、スタッフの技量も向上していった。
・講演会の回数を重ねていくにつれて、継続して参加してきた保護者が仲良くなり、三次で親の会を立ち上げた。
・どの会場も、このような講演会を続けて欲しいとの声が出ており、また、参加された方も知り合いに紹介してくださっているので、徐々に学びと連携の輪は繋がってきていると思う。
苦労した点
 これまで活動してきた中で、広島市周辺でも本事業のような講演会を開催してほしいと言う要望が多く寄せられていたため、今年度は、東広島市・広島市と活動範囲を広げていった。
 参加者同士のつながりを大切にしたいという目的のため、元々、外部への宣伝は、学校関係、子どもや青年を支援する団体に行い、確実に必要とする方へ案内が届くことをねらいとしていた。 そのため、東広島での参加者はあまり多くなかった。
幸いにも、講師陣が採算の合わない小規模な講演会ということに理解を示してくださったために、講師謝礼を低く押さえることができたが、1回で集まる参加費は1万円前後なので、人件費等の確保に苦労した。
講演会の案内については、開催地区の中学校・高等学校の教育相談担当者宛、および団体の関連機関に送ったが、教員の参加は少なかった。保護者も参加しやすいように、開催日を土・日・祝日にしておきたいが、社会人は、平日の夕方などの開催を好むため、そのあたりの兼ね合いが難しかった
今後の課題・発展の方向性
 今後の一番の課題は、これまで助成金で負担していた部分を、どうやって補っていくかというところです。講演会の回数を減らすということは考えていますが、どちらにしても運営費の確保が難しいので、東広島での開催は当分できない可能性があります。
 今年度、1回しか開催しなかった広島での講演には、比較的たくさんの方が来て下さったので、三次講演会での赤字分を、広島講演会である程度フォローしていく形態になっていくと思います。
しかし、地域の方がつながって、理解のための学びの場を提供したいという本来の目的のため、県北地域での開催も積極的に続けていけるように、三次での活動を見直していきます。
これまで、三次でお世話になっていたアサヒタクシーの事務所が移転してしまい、会場の確保の問題が出てきましたが、本事業から発展して始まった親の会の方々が、新しい会場探しを手伝ってくださる動きもあり、地域の方々と連携しながら続けていきます。
活動を終えての感想・意見等
 マツダ財団の支援のおかげで、活動を始めたばかりの資金的に苦しい中、順調に進めていくことができました。
 これまでの経験を生かして、本事業を継続していこうと思っております。2年間という長い期間、助成していただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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