財団ニュース

2011年(平成23年)


2011年2月8日号

「感動塾・みちくさ」平成22年度 実施報告書ができました!(2/8)


 「感動塾・みちくさ」は、子どもたちが自然に触れ、体験や実験などを通じて、科学に対する興味を深め、 自ら創意工夫することにより、科学を学ぶ心を養うことを目的に、(財)広島市ひと・まちネットワーク、 (株)損害保険ジャパンとの共催で、平成10(1998)年から実施しています。 子どもたちが、活動を通じて自らの課題を発見し、学び、考えて解決する力、いわゆる生きる力を育むことを願っています。

 このたび、平成21年度の実施報告書が完成しました。 今年度実施した以下の活動について、報告しています。

 8月10日〜12日
広島市青少年野外活動センター
「〜FLY INTO THE SKY〜
  気球に乗って、空へ飛びだそう!」


 8月23日〜25日
広島市三滝少年自然の家
「ふしぎ 発見 感動体験〜風とエネルギー〜」


 10月9日〜11日
広島市似島臨海少年自然の家
「似島の海と空〜カヌーで海にこぎ出そう〜」


 実施報告書には、プログラムが写真とともに紹介され、参加した子どもたちや保護者の感想文、 アンケートも掲載されています。 その一端をご紹介しましょう。



 思い出に残ったことは5つあります。
  1つ目は、ナイトウォークです。途中の熱気球の問題にまちがうと、その場でおどったり、スタッフの肩をたたいたりするので楽しかったです。パッと空を見ると星を10個くらい見ることができて、空を見ていると100個くらい見えてきれいだったです。
  2つ目は空気ロケットです。「ボンッ」とポンプをおすと空中を飛んでおもしろかったです。水ロケットに50回くらい空気を入れるのは大変だったけど、その方がすごい上に、ビルくらい空高く飛ぶからおもしろかったです。
  3つ目は、寝るときです。1日日はすごいおもしろい話を部屋のみんなとしました。2日目はこわい話をみんなベッドに寝たままでして、こわかったけどおもしろかったです。2日とも、スタッフの人に見つからないようにしてどきどきしました。
  4つ目は気球モデルづくりです。気球にカラフルな気球の絵を描いたのがおもしろかったです。青い火をつけてカウントダウンして体育館の天井まであがりました。それが感動しました。落ちてくる気球をみんなが追いかけているのを見ました。さわらせてもらったら、少しあたたかかったです。
  5つ目は未来の燃料が楽しかったです。水素とさん素をまぜてボタンをおしたらばく発したのがすごかったです。そしてマツダの水素自動車もかっこよかったです。大きくZOOM ZOOMと書いてあってかっこよかったです。
 (広島市青少年野外活動センター「気球に乗って、空へ飛びだそう!」参加者の感想文から)

 8月23日に広島市三滝少年自然の家にはじめて行きました。最初は友達もいないし、家族とはなれるのも初めてだったので、ちょっとこわかったです。ですが風船を飛ばして名前をよびながらするゲームで友だちができました。その時は本当にうれしかったです。
  その後、風の性質で空気ほうを作りました。ペットボトルを半分切って風船の下をちょっと切ってそれをペットボトルの切った下のところにむりやりはめます。そして風船をひっぱってはなします。そうしたら風がきます。すごかったです。
  昼ご飯の後、グライダーの製作をしました。とてもかっこよく、よく飛んだのでよかったです。体育館でグライダーの大会がありました。だれがよく飛んだか、だれが落ちるまで長くできたか計りました。落ちるまで長くできたかで2位でした。その後ホパークラフトを作りました。むずかしかったけど、うまくできたのでうれしかったです。
  夜初めてキャンプファイアをしました。歌ったりゲームをしたり楽しかったです。次の日、ホパークラフトの大会がありました。優勝したので本当にうれしかったです。その後、残念ながら帰るときが来ました。
  ぜひ次も応ぼして当たってまた楽しみたいです。 
 (広島市三滝少年自然の家「ふしぎ 発見 感動体験〜風とエネルギー〜」参加者の感想文から)

 僕は、今回参加して楽しかったことが2つあります。1つ目は海でカヌーをしたことです。二人乗りのカヌーで、最初は前の人に合わせてパドルを漕ぐのは難しかったけど、慣れてきて早く進むようになりました。ゴールできるか心配していたけど、ゴールすることができて嬉しかったです。
  2つ目は登山です。どんな所かと思っていたら、急でびっくりしました。ロープをっかんで下を見たら怖かったです。カヌーをしている人が見え、カヌーをしている人も頑張っているんだなと思いました。やっと下り坂になりました。大変だったけど、山を登り切れたので嬉しかったです。
  今回参加して学んだことは、協力し合う大切さです。それと、海に掃除に行ってゴミがたくさんありました。多かったのはペットボトルや発泡スチロールです。ゴミのことを知って、ゴミを海に捨てると、生き物が餌と間違えて食べたりするから、海に捨ててはいけないことが分かりました。
 (広島市似島臨海少年自然の家「カヌーで海にこぎ出そう」参加者の感想文から)

 今回、あきらめていたのにキャンセルが出て参加させていただく事になって、本人はとても喜んでいました。感動塾が終わり、車中で色々な事を私が聞くと、本人は少し機嫌が悪そうに返事をしていたので、「これはあまり楽しそうでもなく3日間過ごしていたのかな」と少しがっくりしました。
  でも家に着くなり元気なさそうにテーブルの下に隠れてこの感動塾の作文を書いているので、私も少し放っておいたら、本人は泣いていました。何があったのかと考えているうちに本人にそっと聞いてみました。
  「どうした。本当は楽しかったんでしょ?楽しすぎて別れるのがさびしかったんでしょ?」
  すると本人が泣きながら「うん」とうなずきました。3班のお世話になったお姉さんの事が忘れられない、と。たった3日間という短い時間だったのにいろんな思い出をたくさん作ってくださったスタッフの皆様にとても感謝いたします。最後のお別れの坂道で、お兄さんお姉さんが歌を歌いながら子どもたちを見送りしてくださっている姿に、私は涙が出てきました。
  このような行事に参加させていただいて今年の夏休みの宝物になったと思います。ほんとうに、ほんとうに、どうもありがとうございました。また来年申し込みます。(当たりますように!!) 
 (保護者の方の感想文から)

 「感動塾・みちくさ 平成22年度 実施報告書」は、ご希望の方にお分けすることもできますので、 マツダ財団までお気軽にお問合せください♪

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