財団ニュース

2009年(平成21年)

2009年10月26日号

科学わくわくプロジェクト「ジュニア科学塾」を開催しました!(10/25)
広島大学付属東雲中学校にて、第3回講座「光の分析」を実施!

  「ジュニア科学塾」は、マツダ財団と広島大学が連携し、青少年の健全育成と科学技術の振興を目指して実施する 「科学わくわくプロジェクト」の事業の一つで、中学生に対して科学の深さ、ブラックボックスをこじ開ける楽しさを体験させ、 自ら学ぶ心を育てる動機づけを目指しています。

 今年度から新たに年4回の講座として企画された「ジュニア科学塾」の第3回講座が、10月25日(日)「光の分析」 をテーマに「広島大学付属東雲中学校」にて行われました。

 当日は2名がインフルエンザで欠席しましたが、22名の塾生が参加し、村本先生から「炎色反応」、そして、「光と色」について 講義を受けた後 全員が手作りで分光器を作製。 重要なスリットの幅の精度管理は鹿江先生にお願いしましたが、完成した 分光器を使って、蛍光灯の光、太陽光、ナトリウムランプ、水銀ランプ、カドミウムランプ、水素ランプに加えてナトリウムや カルシウム、バリウム、カリウム等の固形物の燃焼光も観察しました。
 分光器で見ると明らかな違いがあらわれます。
 最後に,色・温度による光の成分の変化についての実験。豆電球の電圧を上げることで温度を上げながら光の成分がどのように 変化するか観察しました。

 今回の学習をもとに,次回(最終回)は12月23日(水)に広島大学東広島天文台にて,天文分野の学習をします。  ただの天体観測や観望会ではありませんぞ!

 「わくプロ」につきましては、当財団のホームページや、 「わくプロホームページ」などで、募集のお知らせや、活動の模様をご紹介していきます。


村本先生の「炎色反応」実験に見入る塾生たち
みなさん なかなか白衣がキマってます♪


自分で作った「分光器」で蛍光灯の光を観察中の塾生! 光によって屈折率が異なるからスリットを通った光が 赤から紫の虹色に分光されてきれいに見えます



ナトリウムランプの光を分光観察中! その他 水銀ランプ、水素ランプ、カドミウムランプも観察 ナトリウム、カルシウム、バリウム等固形物の燃焼光も観察

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