財団ニュース

2009年(平成21年)

2009年8月27日号

感動塾・みちくさ「光とエネルギー」を広島市三滝少年自然の家で開催しました!(8/24〜26)

 「感動塾・みちくさ」は、子どもたちが身近な生活の中にあるものを題材として、 仲間づくりを行い、協力・創意工夫することにより、未知なる物への興味を喚起し感動する心を 育むこと、合わせて科学や技術への興味、関心を高めることを目的とした事業で、1998年度 から開催しています。
 本年度も3施設で実施し、第1回目の広島市青少年野外活動センターに続き、 第2回目は8月24日から26日の3日間、広島市三滝少年自然の家で、「光とエネルギー」を テーマに実施しました。定員の3〜4倍を上回る応募の中から抽選で選ばれた小学4年生〜6年生の 48人が参加しました。

 参加した子どもたちは、光ファイバーを使った「ミニツリー」の製作、ピンホールカメラ作り、 中国電力エネルギア総合研究所の見学を通して、光の持っている性質やエネルギーについて学び ました。今回のプログラムのハイライト、ピンホールカメラ作りでは、講師の先生からピンホールの 仕組みや製作にあたっての注意事項などを教わり、空き缶とアルミ板(缶ビールの缶を切り出して使用) とガムテープを使って、全員でカメラ作りにチャレンジしました。
 子どもたちは、自作のピンホール カメラを使って各自が工夫しながら自然の光景を撮影し、現像から焼き付けまでを自分で行いました。 最初は「缶で写真が写せるの?」と半信半疑だった子どもたちも、撮影した印画紙に写真が浮かび 上がった時、「うわぁー!出てきている。」「写っている!」とあちらこちらから歓喜の声があがりました。 子どもたちはこのような日常の学校生活では得られない科学体験に加え、キャンプファイアーなどの交流 プログラムを通して新しい友達やボランティアの大学生とのふれあいなどで、夏休みの最後を飾るに ふさわしい充実した3日間を過ごしました。

 第3回目は、10月10〜12日に、広島市似島臨海少年自然の家で、 「ワンダーオブサンド(砂の不思議)」をテーマに実施します。

 子どもたちの「感動と体験活動」は明らかに不足しています。もっともっと地域において子どもたちに 様々な体験活動を提供していく必要性を感じています。『感動塾・みちくさ』を子どもたちに提供 し続けていくことがマツダ財団の使命であると考えています。


光の持っている性質やエネルギーについて学びました



ぼくの作ったピンホールカメラ。ちゃんと写るかなぁ



3日間を過ごした仲間たちや、お兄さん、お姉さんたちと記念撮影!

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