財団ニュース

2006年(平成18年)

2006年8月25日号

科学わくわくプロジェクト「ジュニア科学塾」を開催しました(8/10〜11)
「宇宙の神秘をのぞいてみよう〜広島大学東広島天文台開設記念〜」

 「ジュニア科学塾」は、マツダ財団と広島大学が連携し、青少年の健全育成と科学技術の振興を目指して実施する「科学わくわくプロジェクト」の事業の一つで、中学生に対して科学の深さ、ブラックボックスをこじ開ける楽しさを体験させ、自ら学ぶ心を育てる動機づけを目指しています。

 今年度は広島大学東広島天文台の開設を記念して、8月10日・11日の両日、「宇宙の神秘をのぞいてみよう」をテーマに、中学生22名を対象に実施されました。
 広島大学宇宙科学センター長の大杉節教授が「光るしくみ」「光からわかること」「望遠鏡のしくみ」等について分りやすく指導しました。
 参加した中学生達は分光器を用いて光の温度と色の関係を学んだ後、広島大学東天文台において立体映像で宇宙の旅を楽しみました。
 また、新設された主鏡有効径1.5メートルの「かなた望遠鏡」で木星を観測し、宇宙の神秘を体感しました。
 二日目には実際の観測データの解析により散開星団の年齢の算出にも挑戦しました。

 次回は11月12日に、同じメンバーが再び集い、秋の星座について学ぶ予定です。


立体映像で宇宙旅行を体験する塾生


「かなた望遠鏡」で木星を観察する塾生

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